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ヘテロ な実験室(テルミンとバットディテクターへのこだわり)

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2010年 04月 16日

テルミンのピッチ特性をグラフにする

テルミンのピッチ特性は演奏してみて低い方と高い方の1オクターブの間隔が違うような気がすることを感じても客観的に知ることができません。
複数のテルミンとの比較も主観的な判断になってしまいます。
そこで以下のようにしてピッチ特性をグラフにすると良く判ります。

今回測定したピッチ特性のグラフ
テルミンのピッチ特性をグラフにする_a0154185_17523346.jpg

上のグラフで直線的な部分は各オクターブ間の移動距離がほぼ同じ間隔で弾き易い範囲であることを示しています。
グラフの線は発音可能な範囲となります、4オクターブ以上の範囲は弾き易い事が判ります。
グラフの横軸の長さはゼロポイントのとり方で変わります。

テルミンのピッチ特性は次のようにして測定します。
1.右手の指先とピッチアンテナの距離を測る。
2.その時発音している周波数を周波数カウンター等で測定する。
3.発音範囲で1と2を繰り返して表にする。
  測定ポイント数はオクターブ当り1、2点両端は各3点位測定します。
  直線的に変化する範囲はオクターブ1点でも良いです。
4.3で作った表を片対数グラフにする。

1ポイントの測定中に姿勢を変えると正確な測定ができないので実際の測定には色々な小道具とかノウハウが必要になります。
ボリュームコントロールの特性も同様にグラフにすることができます。
ピッチと違って左手を上下すれば反応が良く判るのでまだ試していません。

Youtubeに投稿したmrkattyanの最新の動画は ”VOL・音色動画ver1”

次回はテルミンのアースのとり方などについてを予定しています。

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テルミンの製作記事(回路図等の製作データもあります)と販売のサイト
http://www.mb-labo.com

Youtube 動画は mrkattyan に投稿

by MB_theremin | 2010-04-16 18:02 | テルミン


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